回転工具
专利摘要:
旋削工具、特に穴あけ工具(2)は、穴あけ器本体(6)として備えられる受入部材と、穴あけ器ヘッド(4)として備えられる正面部材とを有し、それらは、中心軸(8)に沿って延在し、ドライバ接続を介して互いに着脱可能に締結され得る。ドライバ接続は、互いに別個でありかつ中心軸(8)に対して偏心して配置される、少なくとも2つの継手対を備える。各継手対は、継手要素、すなわち受入ポケット(20)およびドライバピン(18)を噛み合わせることによって形成される。穴あけ器ヘッド(4)および穴あけ器本体(6)の接合時に、穴あけ器ヘッド(4)および穴あけ器本体(6)が互いに心出しされ、かつ継手要素を介して整列して向けられるように、継手要素は備えられる。継手要素(18、20)は、この目的で非対称断面形状を有し、優れたトルク伝達のために中心軸(8)から離れるほど広くなる。上記設計により、従来技術から既知である解決法に比較して、ドライバ接続の領域における穴あけ器本体(6)の歪みはより低く、高トルクでもその確実な伝達が達成される。同時に、特別な設計により2つの工具部品の互いに対する同時心出しも行われる。 公开号:JP2011516282A 申请号:JP2011502292 申请日:2009-04-02 公开日:2011-05-26 发明作者:イェーガー、ホルスト、マンフレート;ツォイク、バートホルト、ハインリッヒ 申请人:ケンナメタル インコーポレイテッドKennametal Inc.; IPC主号:B23B51-00
专利说明:
[0001] 本発明は、回転切削工具、特に穴あけ工具であって、中心軸に沿って延在しかつドライバ接続(driver connection)を介して互いに取外し可能に締結される受入部材および正面部材を備えた工具に関する。] 背景技術 [0002] 穴あけ工具として設計されたこうした切削工具を、国際公開第2007/107294A1号パンフレットに見ることができる。この穴あけ工具は、モジュール式切削工具であって、溝付き穴あけ本体にドライバ接続を介して取外し可能に接続することができる、交換式工具ヘッドを有する。ドライバ接続は、この場合、穴あけヘッドの下側に配置されかつ中心長手方向軸を横切って延在するドライバウェブを備える。前記ドライバウェブは、穴あけ本体の、ドライバウェブの形状に対応する受入ポケット内に挿入される。受入ポケットは、この場合、ドライバウェブを全周にわたって包囲する。] [0003] ドライバ接続は、一般に、2つの工具部材の間でトルクを伝達する役割を果たす。こうしたドライバ接続では、トルク伝達に対しドライバウェブが可能な限り頑強であることと、穴あけ本体の弱化が可能な限りわずかであるということとの間で矛盾があることが多い。] 先行技術 [0004] 国際公開第2007/107294A1号パンフレット] 発明が解決しようとする課題 [0005] 本発明の目的は、冒頭で述べたタイプの工具であって、高トルクの伝達に対して設計されると同時に、受入部材にもたらす弱化が非常にわずかであり、それにより工具の安定した戻りを確実にする、ドライバ接続が改善された工具を特定することである。] 課題を解決するための手段 [0006] その目的は、請求項1の特徴を有する工具により本発明に従って達成される。工具は、概して、被加工物を機械加工する回転工具である。工具は、複数部品、特に2部品設計であり、受入部材および正面部材を備える。穴あけ工具の場合、受入部材は穴あけ本体であり、正面部材は穴あけヘッドである。フライス工具の場合、受入部材はフライスシャンクであり、正面部材はフライスヘッドである。中心軸(軸方向)に沿って延在するこれら2つの部材は、ドライバ接続を介して互いに取外し可能に締結される。ドライバ接続は、互いに別個でありかつ中心軸に対して偏心して配置される2つの継手対を有する。継手対の各々は、この場合、2つの噛み合う継手要素、すなわち、一方はドライバピンであり他方は前記ドライバピンを完全に包囲する受入ポケットである要素によって形成される。継手要素は、第1に、2つの部材の間でトルク力を伝達する役割を果たす。第2に、2つの継手要素はまた、2つの部材を互いに整列するように方向付ける役割を果たし、すなわち、2つの部材は、互いに対して、かつ中心軸に対して継手要素を介して心出しされる。この2つの機能に関して、継手要素は、非対称設計であり、中心軸に対して垂直な面で見ると、中心軸から離れるほど広くなる。非対称構成により、2つの部材の自動心出しが、特に2つの部材が互いに嵌合している時に達成される。同時に、中心軸から径方向に離れるほど広くなることにより、ドライバ接続は、径方向外側領域で特に強固であるように設計され、それにより、高いトルク力を伝達することができる。] [0007] 継手要素の「非対称構成」という表現は、この場合、特に、前記継手要素が、断面が中心軸に対して垂直に向けられ、回転軸に対してまたは平面に対して対称でないという事実を指す。] [0008] この構成の特別な利点は、2つの継手対が互いに別個であり、各々が中心軸に対して偏心して配置されているという事実から分かる。したがって、その中心軸の領域において、ドライバ接続は、受入部材または正面部材を変更しない。2つの部材は、中心軸の領域で、噛み合うことなく平面状に互いに圧迫することが好ましい。したがって、個々の継手対は、径方向外側領域にシフトする。その結果、工具の中心部はドライバ接続によって影響を受けない。] [0009] 検査により、互いに別個の2つの偏心継手対を有するこの構成は、国際公開第2007/107294A1号パンフレットに記載されているような構成と比較して、穴あけ本体における、すなわち受入部材における応力を低減することが分かった。受入部材の負荷(同じかまたは向上したトルク伝達で)が、約20%軽減する。さらに、別個の構成であるため、中心領域が空いており、そこに、冷却剤ボア、締付ねじ等を何の問題もなく導入することができる。さらに、中心軸の周囲の自由空間が拡大したことにより、特に溝の構成に関する設計の柔軟性がより高くなる。ここでは、溝を中心軸にはるかに近接させることができる。] [0010] 好都合な構成によれば、ドライバピンは、この場合、プリズムのように設計される。同様に、受入ポケットもまた、ドライバピンに適合するようにプリズム状レセプタクルとして設計される。] [0011] 「プリズムのように設計される」という表現は、2つの継手要素が各々およそ多角形状の基部領域を有し、側壁が好ましくは中心軸に対して平行に延在するという事実を指す。特に、基部領域には、4つのコーナー領域が提供される。好都合な方法で、コーナー領域は、この場合、丸みを帯びるように設計される。個々のコーナー領域間の接続もまた、必然的に、直線状でなされる必要はない。] [0012] このプリズム状構成の特別な利点を、隣接する側壁が2つの対の自動固定または心出しに役立つという事実に見ることができる。可能な限り設計が頑強であるという目的で、この場合、それぞれのドライバピンの径方向における広がりが、好ましくは工具の半径の50%を上回るように対応がなされることが好ましい。2つの継手要素は、中心軸を中心とする回転に対し好ましくは互いに回転対称であるように設計される。したがって、2つの継手対を有する好ましい構成では、継手要素は、中心軸を中心とする180°の回転に対して互いに対称であるように設計される。別法として、原理上、継手要素を互いに非対称に設計することも可能である。] [0013] 好都合な展開によれば、継手要素は、各々、径方向外側支持面、特に湾曲外側支持面と、さらなるドライバ面とを有する。負荷がかかる時、すなわちトルク伝達中、一方が他方に嵌合している2つの継手要素の外側支持面およびドライバ面はともに、互いに押圧される。外側支持面およびドライバ面は、この場合、互いに別個である。それらは、プリズムの隣接する側面を形成することが好都合であり、その側壁を介して、自己心出しがなされる。] [0014] ドライバ面は、この場合、トルク駆動に対して可能な限り最適なトルク伝達を可能にするために、実質的に径方向において方向付けられることが好ましい。「実質的に径方向において方向付けられる」という表現は、この場合、特に、ドライバ面が半径に対して最大±20°、好ましくは±10°の角度で向けられるという事実を指す。] [0015] 受入ポケットは、外側ウェブを有することが好都合であり、それは、外側支持面を備え、外側支持面の負荷がかかる時に負荷のかかる領域の方向に広くなる。この場合、外側ウェブは、その外側により、同時に工具の外側も形成する。したがって、工具の外側側面に対して実質的に同心状に広がる外側支持面は、好ましい構成によれば、壁領域の幅が負荷領域に向かって増大するという意味で、同心構成から逸脱している。] [0016] 受入ポケットは、少なくとも1つのウェブ状の弾性壁領域を有することが好ましい。壁領域は、十分薄く、したがって弾性であり、それにより、負荷がかかる時、トルク力が発生した時、壁領域の弾性変形をもたらすことができ、したがって、弾性壁領域とドライバピンの関連する表面部分との間に表面接触が形成される。したがって、この構成により、トルク伝達に対し所望の平面支持面を達成するために、ドライバピンと受入ポケットとの間の2つの接触面間で、自動公差補償がなされる。こうした公差の不正確さは、たとえば、受入ポケットおよび/またはドライバピンの製造中の寸法の不正確さによってもたらされる。ここでは、受入部材(穴あけ本体)が、摩耗部材を構成する多くの正面部材(穴あけ器ヘッド)に対して設計されることが考慮されるべきである。] [0017] 概して、ドライバピンを包囲する受入ポケットの壁領域は、ドライバピンに比較して幅の小さいウェブ状設計である。] [0018] 2つの工具部材の互いに対する所望の自己心出しに関して、2つの継手要素は、組立てのために、一方が他方に挿入された2つの継手要素の間でわずかな相対的な回転が可能になるように、互いに対して隙間があり、かつ断面形状が異なる。こうした相対的な回転中、継手要素は、互いに対して締め付けられる。この場合、湾曲した外側支持面は、互いに圧迫するようになることが好ましい。2つの継手要素が、外側支持面を介して径方向に互いに対して支持されるため、径方向内側に向けられた力成分は、この方法によりそれぞれのドライバピンに加えられる。これが各継手対でなされるため、これにより、2つの工具部材の所望の自動心出しがもたらされる。継手対の2つの継手要素の外側支持面は、互いに偏心して配置されることが好ましい。これは、外側支持面が、円形経路に沿って規定された曲率半径で広がり、円の中心が互いにずれて配置されるという事実を指す。外側支持面に対して異なる曲率半径をさらに提供することも可能である。] [0019] この場合、隙間は、2つの継手要素が1°〜5°の範囲内で自由回転角度を有し、すなわち、最大1°〜5°の限られた角度範囲内で互いに対して回転することができるように、選択されることが好ましい。] [0020] 受入ポケットの対応するボアと整列する少なくとも1つの実質的に軸方向に伸びるボアが、ドライバピン内に延在する。このボアは、冷却剤ボアか、またはたとえばねじ等の締結手段を受け入れるボアであることが好ましい。2つのボア、すなわち冷却剤用のボアおよび締結手段、特に締付ねじ用のボアが、ドライバピンに設けられることが好都合である。両ボアは、受入ポケットの対応するボアと整列する。] [0021] 締付ねじを受け入れるように提供されたボアは、この場合、長手方向に対して斜めに、正確には締付ねじが締められると2つの継手要素が互いに締め付けられるように向けられることが好都合である。斜めの位置は、この場合、締付が好ましくは周方向および軸方向の両方においてなされるように選択される。ボアの長手方向軸は、この場合、およそ周方向に、より正確には、ドライバピンが受入ポケットに対して締め付けられる締付方向に傾斜する。したがって、ボアの長手方向軸は、およそ接平面内において、より正確には軸方向および締付方向によって画定される平面内において伸びている。この平面にあるボアの長手方向軸は、軸方向に対する傾斜の角度が、3°〜20°の範囲内、好ましくは約10°の範囲内で1°を上回る。] [0022] 好都合な構成によれば、好ましくは中心軸に対して平行な軸方向に延在する補償要素が、受入ポケットとドライバピンとの間に配置され、前記補償要素は、負荷がかかる時、ドライバピンおよび受入ポケットの両方に対して平面状に圧迫する。したがって、負荷がかかる時、ドライバピンによって加えられる力は、受入ポケットに伝達される。補償要素は、この場合、特に、その長手方向軸を中心に自由に回転可能である。この補償要素は、力の伝達に関係する表面の所望の平面接触を可能にするために、公差補償に役立つ。製造中または可能性としては動作中にももたらされる寸法の不正確さが、補償要素によって補償される。] [0023] この目的で、補償要素は、好ましくは円形切片状の断面領域を有することが好ましい。したがって、補償要素は、およそ半円筒状設計であり、部分的に円筒状の支持面と平坦な支持面とを有する。さらに、補償要素は、円筒状の締結シャンクを有し、それによって、補償要素は、受入ポケットの、ボアとして設計されたシャンクレセプタクル内に挿入され、その場合、シャンクレセプタクル内部の補償要素の回転が可能になる。補償要素は、この場合、プリズム状継手要素のコーナー領域に、正確には、特に、外側支持面をドライバ面に接続するコーナー領域に配置されることが好ましい。さらに、自由な回転を可能にするために、好都合な構成では、受入ポケットがコーナー孔を有し、ドライバピンが対応するコーナー領域で平坦化されるように対応がなされる。コーナー孔により、補償要素の十分な回転移動が可能になる。] [0024] この場合、補償要素と継手要素の少なくとも一方とは、硬度の異なる材料からなることが好ましい。補償要素は、少なくとも1つの継手要素より柔らかくても硬くてもよい。] [0025] 材料の硬度が異なるため、塑性変形により、追加の適応および追加の公差補償が可能になる。] [0026] 好都合な展開によれば、2つの部材が互いに所望の位置で確実に締結されることを保証するために、側方から作動させることができる締付装置が設けられ、それを介して、ドライバピンを受入ポケットとともに締め付けることができる。「締め付けること」という表現は、この場合、特に、周方向および軸方向の両方における締付を指し、それにより、2つの継手要素は互いに所望の位置になる。この締付装置は、実質的に軸方向に向けられかつ端面から作動する上述した締付ねじの代りとして用いられることが好ましい。したがって旋削工具の側面から作動することができ、旋削工具の径方向にかつおよそ接線方向に向けられる側方締付装置には、正面部材を変更する必要がないという利点がある。] [0027] 締め付け装置の設計に対し、ドライバピンに、長手方向に延在する締付ピンが配置されることが好都合であり、前記締付ピンは、受入ポケットのピンレセプタクル内に押し込まれる。さらに、ドライバピンを受入ポケットと合わせて締め付けるために、締付ピンに対して横方向に作用する締付要素が設けられる。さらなる締付ピン配置により、締付装置は、ドライバピンから隔離される。したがって、ドライバピンは弱化しない。締付ピンには、ピンレセプタクルにおいて、受入ポケットとドライバピンとの間の締め付けられた状態にあっても、応力がないことが好ましい。したがって、締付状態でも、締付ピンには、ピンレセプタクルに対して隙間がある。締付ピンは、この場合、ドライバピンの下側に非対称にかつ偏心して配置されることが好都合である。] [0028] 締め付けピンを有する構成に対する代替形態として、締付装置は、継手要素のうちの1つに調節可能に取り付けられる要素、たとえば、無頭止めねじまたはボルト等のねじ要素を有することが好ましく、その要素は、締付のために他の継手要素に対しその端面のうちの一方で支持される。したがって、無頭止めねじとしての構成では、前記無頭止めねじは、それぞれの継手要素に対し、他方の継手要素に対して支持され、したがって2つの継手要素を互いに締め付けるまで、その継手要素内にねじ込まれまたはそこから出るように回される。この締付装置は、この場合もまた、締付が周方向および軸方向の両方でなされるように設計される。] [0029] 上記要素は、一方の継手要素の貫通孔に調節可能に取り付けられることが好都合であり、それにより、要素を、その第2端面を他方の継手要素に対して支持することも可能になる。これは、継手要素が互いに締め付けられた時にドライバ接続を解放する役割を果たす。] [0030] 本発明の展開、それ自体で発明性のあるこの展開は、継手領域に、すなわち穴あけ器本体と穴あけ器ヘッドとの間の分割ラインの領域に支持要素を取り付けることを含む。支持要素を、特別に適合された材料から製造することができ、支持要素は、継手領域において工具を特に安定化させる役割を果たす。支持要素は、穴あけ器本体および穴あけ器ヘッドの互いに対するあらゆる移動または振動を抑制する役割を果たす。特に、穴あけ器ヘッドおよび穴あけ器本体の対向する振動は、工具の振動摩耗を低減するために低減されるかまたは中和されるべきである。さらに、穴あけ器本体と穴あけ器ヘッドとの間の分割ラインの領域における固体伝搬音の伝達が低減されるかまたは除去される。この固体伝搬音の伝達が低減することによっても、工具の特性が改善する。] [0031] こうした工具は、特に、被加工物において著しい深さの横ボアに好適である。さらに、工具はまた、斜めのボア出口があるボアにも好適である。] [0032] 第1構成では、支持要素は、穴あけ本体および穴あけヘッドの互いに隣接する端面に対して面平行なディスクとして構成される。このディスク状支持要素は、穴あけ器本体および穴あけ器ヘッドの側面を越えて摺動リング切片のように突出することが好ましく、したがって、ボア壁に対して穴あけ工具を支持する。このように、穴あけ器ヘッドの切削縁がボア壁を加工することができる間に、ボアにおける穴あけ工具の進路が安定化する。] [0033] 支持要素のさらなる好ましい実施形態は、穴あけ器本体かまたは穴あけ器ヘッドの、あるいは同時に穴あけ器本体および穴あけ器ヘッドの側面に重なる、リング状一体形成部分を有する。この実施形態には、支持要素が、摺動リングのようにボア壁の広い領域を圧迫するという利点がある。さらに、面平行ディスクとして構成される基礎本体と環状一体形成部分とを有する支持要素のボウル状構成において、特に継手領域における穴あけ器本体および穴あけ器ヘッドの優れた取付けが確実になる。さらなる構成では、切屑の除去を最適化するために、支持要素に、穴あけ器本体および穴あけ器ヘッドに形成された溝に対応する凹部を設けることができる。支持要素のリング状一体形成部分の比較的広い外周面により、ボア壁において穴あけ器を案内するために特別な案内要素を取り付けることが可能になる。これら案内要素は、ストリップ状であるかまたは隆起していてもよく、あるいはボアにおける工具の同心状の移動を促進する他の形状で設計されることが可能である。これら案内要素を、リング要素の外面に一体的に埋め込むことができる。しかしながら、それらをリング要素に締め付けるように固定することも可能である。] [0034] さらなる構成では、支持要素は、特にリング状一体形成部分の領域においてコーティングを有することができる。このコーティングは、ボア壁に対するリングの外面の摩耗を防止するのに役立つことができる。コーティングはまた、工具の他の振動特性および伝達特性に影響を与えることも可能である。] [0035] 本発明のさらなる実施形態では、リング状一体形成部分を、特に受入ボウルとしての構成において、同時に、曲げばねとして構成することができる。この構成では、リング要素は、ボア壁にばね力を加え、したがって、ばね力の作用により工具の中心位置からの工具のドリフトに対抗する。したがって、工具は、ボア壁において弾性的に案内される。このように、支持要素は、加工される被加工物に対する工具のための減衰部材を形成する。] [0036] 以下、本発明の例示的な実施形態を、図面を参照してより詳細に説明する。図面では部分的に略図で示す。] 図面の簡単な説明 [0037] モジュール式穴あけ工具の切取斜視図を示す。 第1変形実施形態のドライバピンを有する、図1による穴あけ工具の穴あけヘッドの背面側の斜視図を示す。 第1変形実施形態の受入ポケットを有する、図1による穴あけ工具の穴あけ本体の正面端面の平面斜視図を示す。 第2変形実施形態の穴あけ本体と穴あけヘッドとの間のドライバ接続の略平面図を示す。 図4aにおける切断線4b−4bに沿った切取断面図を示す。 図4aにおける切断線4c−4cに沿った切取断面図を示す。 第1変形実施形態のドライバ接続の略平面図を示す。 第3変形実施形態の図4aおよび図5に類似するドライバ接続の略平面図を示す。 第3変形実施形態による穴あけヘッドのドライバ領域の斜視図を示す。 第3変形実施形態による穴あけ本体のドライバ領域の平面斜視図を示す。 穴あけ本体の端面の平面図を示す。 穴あけ器ヘッドの断面図を示し、その切断面は、図9aの切断線9b−9bによって画定される。 第4変形実施形態による穴あけ器ヘッドのドライバ接続の斜視図を示す。 第3変形実施形態および第4変形実施形態の組合せを形成する第5変形実施形態によるドライバ接続の略平面図を示す。 第6変形実施形態による穴あけ器ヘッドのドライバ領域の斜視図を示す。 第6変形実施形態によるドライバ接続の略平面図を示す。 図13における切断線14−14に沿った第6変形実施形態による締付ピンの領域における部分断面図を示す。 支持要素を備える穴あけ工具の第1実施形態の部分の全体図を示す。 図15に示す穴あけ工具の組立分解図を示す。 図15による穴あけ器ヘッドの継手面の図を示す。 面平行ディスクとして設計された図15による支持要素の図を示す。 図15からの穴あけ器本体の継手面の平面図を示す。 穴あけ器本体と両面受入ボウルを有する支持要素との組立分解図を示す。 穴あけ器本体の方向において有効な受入ボウルを備えた支持要素を有する、図20からの組立分解図を示す。 拡大した受入ボウルを備えた支持要素の、図21に示す例示的な実施形態に比較して変更された例示的な実施形態を示す。 環状一体形成部分の外周面に案内要素を有する支持要素の実施形態を示す。 曲げばねとしてかつ受入ボウルとして構成された環状一体形成部分の実施形態を示す。 図24に示しかつ曲げばねとして構成されたリング状一体形成部分の断面を示す。] 図1 図13 図15 図20 図21 図24 図5 実施例 [0038] 図面において、同じ効果を有する部材には、同じ記号を与えている。以下、さまざまな変形実施形態において、ドライバ接続を、穴あけ工具に関して説明する。ドライバ接続を、概して、他の切削工具にも、工具の2つの部材を結合するために適用することができる。さまざまな変形および設計構成に関して後述する個々の特徴を、それらが相互に排他的でなければ、互いに結合することも可能である。] [0039] 図1に示す穴あけ工具2は、モジュール式構成であり、穴あけ器ヘッド4を備えており、穴あけ器ヘッド4は、正面部材を形成し、受入部材を形成する穴あけ器本体6に交換可能に締結される。穴あけ工具2は、中心軸8に沿って軸方向または長手方向に延在している。例示的な実施形態では、穴あけ器ヘッド4は、切削インサートとして設計された中心穴あけ器点10と、外側に径方向に配置された2つの切削先端12とを有している。穴あけ器ヘッド4の正面端部に、合計4つの冷却剤用の排出開口部14が示されている。切削先端12は、それらの自由平坦側が溝15に向かって向けられており、溝15は、穴あけ器ヘッド4で開始し、穴あけ器本体6においてらせん状溝15として続いている。穴あけ器ヘッド4を、締付ねじ16によって穴あけ器本体6にねじ留めすることができ、締付ねじ16は、端面から穴あけ器ヘッド4内に通される。] 図1 [0040] 穴あけ器ヘッド4および穴あけ器本体6は、ドライバ接続を介して互いに取外し可能に締結される。] [0041] 図2および図3から分かるように、ドライバ接続は2つのドライバピン18を備え、それらは、穴あけ器ヘッド4の下側に互いに間隔を空けて、かつ中心軸8に対して偏心して配置されている。組み立てられた状態では、ドライバピンは、穴あけ器本体6のそれぞれの対応する受入ポケット20に係合する。ドライバピン18は、穴あけ器ヘッド4の底部平坦面から開始するプリズム状突起として設計されている。同様に、受入ポケット20は、穴開け器本体6の平坦端面から開始するプリズム状凹部として設計される。冷却剤ボア22および締結ボア24が、各ドライバピン18を貫通して、受入ポケット20の平坦底面においてそれぞれの関連するボア22’、24’と整列する。冷却剤ボア22、22’は、本明細書ではそれ以上詳細には示さない方法で中心冷却剤通路26から冷却剤が供給される。] 図2 図3 [0042] 各ドライバピン18は、中心軸8に対して垂直な面にある端面により、かつ中心軸に対して平行に向けられた周方向面または側面によって画定されている。それぞれの受入ポケット20もまた、これに対して相補的に設計されている。] [0043] 2つのドライバピン18と受入ポケット20のすべての面におけるそれらの完全な封止受入との別個の構成が特に重要である。ドライバピン18および受入ポケット20は、後により詳細に説明する特別な形状を有している。各継手要素18、20の、中心軸に対して垂直な断面領域は、非対称を特徴としている。これにより、受入ポケット20の領域において穴あけ本体6にはあり得る最低の応力で、ドライバ接続を介して非常に優れたトルク伝達が確実になる。同時に、ドライバピン18は、2つの部材4、6の互いに対する自動自己心出しがなされるように、受入ポケット20に関連して形成されかつ配置される。ドライバピン18の各々は、関連する受入ポケット20とともに継手対を形成し、ドライバピン18および受入ポケット20は、互いに対して略相補的であるように設計され、かつ後述するわずかな差を除き同一の断面形状である、継手要素を形成する。] [0044] 図4aに示すように、各継手要素は、(中心軸8に対して垂直な面で見ると)およそ多角形の断面輪郭である。例示的な実施形態では、各継手要素18、20は、各々が丸みを帯びた設計である4つのコーナー領域を有している。継手要素は、例示的な実施形態では、概して台形断面領域を有している。個々のコーナー領域の間に、それぞれの壁部分が形成されている。図4aは、負荷状態、すなわち、個々の継手要素18、20がトルク伝達のために互いを圧迫する時のドライバ接続を示す。図4aに示すように、2つのそれぞれの壁領域は、この場合、互いを圧迫する。1つの壁領域は、径方向外側壁領域であり、そこで継手要素18、20は、外側支持面28を介して互いを圧迫する。外側支持面28は、湾曲設計であり、図4aの例示的な実施形態では、穴あけ工具2の外周側に対して同心状に広がっている。さらに、2つの継手要素18、20は、支持面28に隣接するドライバ面30で互いを圧迫する。図4aの例示的な実施形態では、前記ドライバ面30は、中心軸8に対して実質的に径方向に配置されている。継手要素の他の2つの壁領域は、各々それぞれに対して隙間を有し、それにより、ドライバピン18が、それぞれの受入ポケット20に隙間を持って全体的に位置する。したがって、これら他の壁領域は、トルク伝達に関していかなる機能もなく、かつ2つの部材4、6を互いに対して心出しする役割を果たさない。例示的な実施形態では、これら壁領域は、互いに対しておよそ垂直に向けられ、同様に互いに対して直角に配置されかつ各々が中心軸8を含む、2つのそれぞれの面に平行にかつそこから間隔を空けて広がっている。] [0045] 図4bの断面図から分かるように、2つの継手要素18、20は、それらのドライバ面30の領域において互いを直接圧迫する。同時に、穴あけ器ヘッド4は、その平坦な下側で穴あけ器本体6の平坦な端面の上に平らに載る。対照的に、ドライバピン18の下側は、受入ポケット20の底面から間隔が空いている。最後に、図4cから、2つの継手要素18、20のトルク伝達に関係していない後壁領域は、互いから間隔が空いていることも分かる。] [0046] 穴あけ器ヘッド4が穴あけ器本体6上に嵌合されている時、まず、ドライバピン18が受入ポケット20内に挿入される。そして、穴あけ器ヘッド4が穴あけ器本体6に対してわずかに回転し、穴あけ器ヘッド4および穴あけ器本体6は、この相対的な回転により継手要素18、20を介して互いに締め付けられる。図5において、この作用を説明するために、継手対を、図の左半分では締め付けられていない状態で示し、図の右半分では締め付けられた状態で示す。図5には、図2および図3にも示すような変形実施形態を示す。] 図2 図3 図5 [0047] 図5に、ドライバピン18の外側支持面8の曲率半径(r1)および受入ポケット20の外側支持面8の曲率半径(r2)をそれぞれ示す。図示するように、曲率半径の中心は、互いにずれて配置されており、それにより、ドライバピン18は、全体的に、受入ポケット20に対して偏心して配置されている。互いに対応する外側支持面28は、この方法により回転移動中に互いに対して締め付けられる。例示的な実施形態における2つの継手対の180°対称により、穴あけ器本体6に対する穴あけ器ヘッド4の自動心出しは、この回転移動中になされる。その過程で、継手要素18、20を、数度の範囲、例示的な実施形態では2°の範囲である自由回転角度αだけ互いに対して回転させることができる。] 図5 [0048] この偏心構成を除き、2つの継手要素18、20は同一であり、すなわち、それらは同じ断面形状で設計されている。図5の左半分から容易に分かるように、隙間を形成するために、ドライバピンは単に、受入ポケットより幾分か小さいように設計されている。] 図5 [0049] 例示的な実施形態では、図4aにおいて、ドライバ面30は径方向内側のコーナー領域に向かって凹状のアーチ形であるように内側に広がっているが、図5の例示的な実施形態によるドライバ面30は、実質的に直線状に延在し、それらは、中心軸を通る放射状の線から数度の角度で逸れている。] 図5 [0050] 図6に示す第3変形実施形態は、図5による変形実施形態に基づく。ここではまた、図の左半分は締め付けられていない状態を示し、図の右半分は締め付けられている状態を示す。図5の例示的な実施形態とは対照的に、ドライバ面30を外側支持面28に接続するコーナー領域に、補償要素32が配置されている。補償要素32は、ダウエルピンのように設計され、中心軸8に対して平行に延在し、断面図に示すように円切片状領域を有している。補償要素32により、それに関連するドライバピン18のコーナー領域は、図7に最もよく示すように平坦設計である。補償要素32は、その後端に、円筒状締結シャンク34を有しており、それにより、補償要素32は、受入ポケット20の底部の円筒状シャンクレセプタクル36(図8)に挿入される。補償要素32は、シャンクレセプタクル36においてその長手方向軸を中心に回転可能である。] 図5 図6 図7 図8 [0051] 補償要素32は、継手要素18、20の負荷領域に、すなわちドライバ面30と外側支持面28との間に配置される。ドライバピン18は、その平坦なコーナー領域が補償要素32の平坦側に対して支持され、補償要素32は、そのおよそ半円筒状の丸みを帯びた側面側が受入ポケットのコーナー領域に対して支持される。この場合、コーナー領域は、補償要素32と半径が同じである。補償要素32の回転可能性により、かつ一方の側が平坦であり他方の側が丸みを帯びた設計により、補償要素は、ドライバピン18の平坦側に自動的に適合し、それにより、ドライバピン18と補償要素32との間に平面接触が形成される。補償要素32が、丸みを帯びた設計により受入ポケット20の壁を圧迫するため、より広い平面接触もまた形成される。したがって、全体として、補償要素32は、たとえば製造中にもたらされる、または動作の過程において形成する公差を補償するのに役立つ。補償要素32が抜け落ちないために、前記補償要素32を、たとえば締結ラッカーによってシャンクレセプタクル36に固定することができる。固定力は、負荷がかかる時にかつ公差を補償するために必要な回転中、補償要素32が自動的に最適な位置まで回転するように、比例する。] [0052] 穴あけ器ヘッド4は、追加の締付機構を介して穴あけ器本体6に締結され、それにより、穴あけ器ヘッドは、規定された軸方向位置において、かつ締付方向または周方向に規定された回転位置において、穴あけ器本体6に対して締め付けられる。] [0053] 図9a、図9bに関して説明する第1変形実施形態によれば、締付ねじ16が、穴あけ器ヘッド4の正面端面から穴あけ器ヘッド4を貫通しており、この締付ねじ16は、ドライバピン18の締結ボア24内を通り、締付ねじ16を、受入ポケット20において、ねじボアとして設計された、関連する締結ボア24’内にねじ込むことができる。締結ボア24、24’は、中心軸8に対して平行に配置されず、傾斜して配置されている。この場合、締結ボア24の中心軸は、平面内を通る。この平面は、軸方向と、図9aにおいて矢印37によって示す締付方向とによって画定される。締付方向37は、この場合、ドライバピン18が受入ポケット20に対して締め付けられる方向によって画定される。締付方向は、この場合、ドライバ面30に対して垂直に向けられることが好ましい。中心軸8に対して平行なこの平面内を通る線に関して(したがってドライバ面30に関して)、締結ボアの中心軸は、3°〜20°の範囲内で、好ましくは約10°の範囲内で>1°の傾斜角度βだけ傾斜している。この傾斜した向きにより、穴あけ器ヘッド4は、軸方向と締付方向37との両方において穴あけ器本体6に対して締め付けられる。] [0054] 締付ねじ16により工具ヘッド4内を実質的に長手方向に伸びるこの締付に対する代替態様として、好ましい代替態様により横方向締付装置が設けられる。前記締付装置を、穴あけ器本体6の周方向側から作動させることができる。締付ねじ16に対して穴あけ器ヘッド4を弱化する貫通孔を設ける必要がないという事実に、特別な利点がある。この横方向締付装置について、2つの異なる変形実施形態において図10〜図14に関連して以下により詳細に説明する。] 図10 図11 図12 図13 図14 [0055] 図10および図11に関して説明する第1変形実施形態では、締付装置は、無頭止めねじ38を備え、それを、工具40によって、それぞれのドライバピン18の対応するねじ穴において調節することができる。この目的で、それぞれのドライバピン18は、貫通孔42を有し、それには、少なくとも一部分において雌ねじ(ここではそれ以上詳細には示さない)が設けられている。無頭止めねじ38は、その後端面に外側からアクセス可能な、工具40のためのレセプタクル44を有しており、前記レセプタクル44は、例示的な実施形態(図10)では六角形ソケットとして設計されている。その反対側の端面には、棒先46が一体的に形成されている。2つの継手要素を締め付けるために、無頭止めねじ38は、貫通孔40からわずかに出るように回され、それにより、無頭止めねじ38は、その後端面の部分により受入ポケット20の壁領域に対して支持され、したがって、所望の方向にドライバピン18を締め付ける。無頭止めねじ38は、その後端面においておよそ球形キャップ形状で設計されている。これに対して相補的に、受入ポケット20の壁領域もまた、球形キャップ形状で設計されており、それにより、およそ周方向に締め付けるだけでなく、軸方向の締付もなされる。] 図10 図11 [0056] 穴あけヘッド4を交換するために、無頭止めねじ38が、棒先46が受入ポケット20の対向する壁領域に対して支持されるまでねじ込まれ、したがって、継手要素間の締付が再び解放され、それにより穴あけ器ヘッド4を取り外すことができる。] [0057] 図11から、補償要素32に関するさらなる特徴がさらに分かる。正確には、図の左半分から分かるように、補償要素32が配置されるコーナー領域は、ドライバピン18の平坦側と補償要素32との間にあり得る最大の平面接触を達成するために、補償要素32に可能な限り自由な回転可能性あるように、受入ポケット20のコーナー孔によって形成される。] 図11 [0058] ここで、図12〜図14を参照して、締付装置の第2変形実施形態についてより詳細に説明する。図13において、2つの継手要素間の締め付けられていない状態を、この場合もまた図の左半分に示し、締め付けられた状態を右半分に示す。この変形実施形態では、ドライバピン18は、それぞれの締付ピン48をさらに備え、それは基部側から開始して軸方向に延在する。例示的な実施形態では、締付ピン48は、およそ矩形から楕円形の断面輪郭であり、周辺側に偏心して配置される。] 図12 図13 図14 [0059] 締付ピン48は、円錐台形の受入開口部50を有しており、そこで、ねじとして設計されかつ同様の円錐台形先端を有する締付要素52が係合する(図13および図14)。受入開口部50および締付要素52が円錐台形である、すなわち先細りであるため、周方向の締付に加えて、軸方向に穴あけ器ヘッド4を穴あけ本体6に対して締め付ける、軸方向の力成分もまた同時に生成される。] 図13 図14 [0060] 円錐台形の構成によって軸方向に力が発生することを、再び図14から容易に理解することができる。さらに、この図には、補償要素32の締結シャンク34の頂端面の溝穴状の凹部54も示されている。この溝穴状の凹部54により、初期組立中に補償要素32を所望の位置まで回転させることができるために、たとえばねじ回しの係合が可能になる。] 図14 [0061] 図15の穴あけ器ヘッド4は、その切削側62に、周縁において互いに対向する穴あけ点10および2つの切削先端12を有している。さらに、穴あけ器ヘッド4の領域には、冷却剤通路65および締結手段66が設けられている。締結手段66は、たとえば、切削先端12を締結するか、または切削先端ホルダ等を締結する役割を果たす。] 図15 [0062] ヘッド継手側67は、穴あけ器ヘッド4の切削側62から離れている。ヘッド継手側67は、穴あけ器本体6に面する、穴あけ器ヘッド4の端面を有している。ヘッド継手側67のこの端面から、例示的な実施形態では、2つのドライバピン18が、ヘッド継手側67から穴あけ器本体6の方向において突出している。ドライバピン18は、この場合もまた、冷却剤通路65の後方開口部を有している。] [0063] 穴あけ器本体6の穴あけ器ヘッド4に面する側は、シャンク継手側70である。シャンク継手側70およびヘッド継手側67は、穴あけ器本体6と穴あけ器ヘッド4との間に継手領域を形成する。シャンク継手側70の面に、ドライバピン18に対して相補的であるように設計された2つの受入ポケット20が形成されている。この場合もまた、受入ポケット20に冷却剤通路65があり、前記冷却剤通路65は、最終的に組み立てられた状態で穴あけ器ヘッド4の冷却剤通路65と整列する。したがって、冷却剤通路65は、穴あけ工具全体を通る。最後に、穴あけ器ヘッド4および穴あけ器本体6はともに、各々心出しボア72を有している。穴あけ器ヘッド4および穴あけ器本体6のフランク73と、フランク73の間に組み込まれたらせん状溝15も示されている。] [0064] 穴あけ器本体6の工具取付け端(図には示さず)は、穴あけ器本体6のシャンク継手側70から離れている。工具取付け端により、穴あけ器本体6は、穴あけ工具の適所に締め付けられる。] [0065] 図15および図16による例示的な実施形態では、面平行板として設計された支持要素75が、穴あけ器ヘッド4と穴あけ器本体6との間に配置されている。支持要素75は、ドライバピン18の外側輪郭に対応する貫通開口部76を有している。貫通開口部76により、支持要素75は、簡単に穴あけ器ヘッド4上に滑り込み、ドライバピン18は、貫通開口部76で支持要素75を貫通する。したがって、ドライバピン18は、支持要素75と形状嵌合(form fit)を形成する。工具の図15に示す最終的な組立てのために、ドライバピン18は、まず、貫通開口部76を貫通し、穴あけ器本体6の受入ポケット20と形状嵌合で係合する。支持要素75は、心出しボア72も有している。さらに、支持要素75は、溝15に対応する凹部77を有している。] 図15 図16 [0066] 図15の図から、支持要素75が、穴あけ器ヘッド4および穴あけ器本体6の、フランク73によって形成される側面を越えて突出することが分かる。したがって、最終的に組み立てられた穴あけ工具では、支持要素75は、突出環状領域78を形成し、それは、穴あけ工具、すなわち穴あけヘッド4および穴あけ本体6の外囲面を越えて突出する。穴あけ動作中、支持要素75は、この環状領域78でボア壁を圧迫し、したがって、工具をボア壁に対して案内する。] 図15 [0067] 図20の組立分解図は、図15〜図19と同じ穴あけ器本体6を示す。図20による例示的な実施形態では、支持要素75は、リング状一体形成部分79を有する。一体形成部分79は、穴あけ器ヘッド4のヘッド継手側67と穴あけ器本体6のシャンク継手側70との両方に、穴あけ工具の中心軸8の方向において部分的に重なる。したがって、図20に示す支持要素75は、穴あけ器ヘッド4のヘッド継手側67と穴あけ器本体6のシャンク継手側70との両方を受け入れる両面受入ボウルを形成する。] 図15 図16 図17 図18 図19 図20 [0068] それとは対照的に、図21に示す支持要素75の例示的な実施形態は、環状一体形成部分79のみを有し、それは、穴あけ工具の中心軸8の方向において穴あけ器本体6のシャンク継手側70に向かって延在する。言い換えれば、環状一体形成部分79は、穴あけ器本体6のシャンク継手側70のみに重なり、同時に、面平行板として穴あけ器ヘッド4のヘッド継手側67を圧迫する。] 図21 [0069] それとは対照的に、図20に示す例示的な実施形態における環状一体形成部分79は、穴あけ器本体6のシャンク継手側70と穴あけ器ヘッド4のヘッド継手側67との両方に部分的に重なり、したがって、穴あけ器本体6のシャンク継手側70と穴あけ器ヘッド4のヘッド継手側67との両方に対する両面受入ボウルを形成する。一方、図21による例示的な実施形態は、穴あけ器本体6用の1つの受入ボウル、すなわち穴あけ器本体6のシャンク継手側70のみを形成する。] 図20 図21 [0070] 図22に示す例示的な実施形態は、この場合もまた、穴あけ器本体6に関してのみ有効な受入ボウルと、穴あけ器ヘッド4を圧迫する面平行板とを有する支持要素75を示す。図21に示す例示的な実施形態とは対照的に、この例示的な実施形態では、環状一体形成部分79は、穴あけ器本体6のシャンク継手側70に、大幅に大きく重なる。工具が組み立てられると、中心軸8の方向における一体形成部分79の広がりは、図21に示す提示的な実施形態より大幅に大きくなる。このように、環状一体形成部分79に案内要素81を配置することが可能である。] 図21 図22 [0071] 図23に示す例示的な実施形態は、こうした案内要素81の例として、環状一体形成部分79に対で取り付けられたガイドスタッドを示す。これら案内要素81は、加工プロセス中にボア壁を摺動する。] 図23 [0072] 図24に示す例示的な実施形態は、この場合もまた、穴あけ器本体6の方向にのみ有効な受入ボウルを有する支持要素75を示す。この場合、環状一体形成部分79は、曲げばねとして構成される。この目的で、環状一体形成部分79に、ばねスロット82が作成される。さらに、図25の図から、案内要素81が、穴あけ器本体6から環状一体形成部分79内に押し込まれることも分かる。そのばね作用により、環状一体形成部分79は、中心軸8に対して横切る横方向83において穴あけ工具に弾性的に取り付けられる。したがって、支持要素75は、曲げばね要素として設計される。] 図24 図25 [0073] 当然ながら、穴あけ器本体6に関連する受入ボウルとしての支持要素75の構成に関して、図21〜図24のすべての実施形態を、穴あけ器ヘッド4に等しく適用することも可能である。両面に作用する受入ボウルが、穴あけ器本体6のシャンク継手側70のみでなく、穴あけ器ヘッド4のヘッド継手側67のより狭い領域にも部分的に重なる構成も考えられる。] 図21 図22 図23 図24
权利要求:
請求項1 中心軸(8)に沿って延在し、ドライバ接続を介して互いに取外し可能に締結されることが可能な受入部材(6)および正面部材(4)を備える、加工用の回転工具、特に穴あけ工具(2)であって、前記ドライバ接続が、互いに別個でありかつ前記中心軸(8)に対して偏心して配置された少なくとも2つの継手対を備え、前記継手対の各々が、受入ポケット(20)とドライバピン(18)を有する継手要素(18、20)を噛み合わせることによって形成され、前記受入部品(6)および前記正面部材(4)が嵌合する時に、前記継手要素(18、20)は、前記受入部品(6)および前記正面部材(4)が前記継手要素(18、20)を介して互いに整列して向けられように設計され、前記継手要素(18、20)が非対称断面領域を有し、かつ前記中心軸(8)から離れるほど広くなることを特徴とする、回転工具。 請求項2 前記ドライバピン(18)がプリズムのように設計されることを特徴とする、請求項1に記載の回転工具。 請求項3 前記継手要素(18、20)が、径方向の外側支持面(28)と、ドライバ面(30)とを備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の回転工具。 請求項4 前記受入ポケット(20)が外側ウェブを有し、前記外側ウェブが、前記外側支持面(28)を備え、かつ、負荷がかかる時に負荷がかかる前記外側支持面の領域の方向に広くなることを特徴とする、請求項3に記載の回転工具。 請求項5 前記受入ポケット(20)が少なくとも1つのウェブ状弾性壁領域を備え、負荷がかかる時に、前記弾性壁領域と前記ドライバピン(18)の関連表面部分との間に面接触が形成されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転工具。 請求項6 前記継手要素(18、20)が、組立のために、互いに対する隙間と異なる断面形状を有し、前記2つの継手要素(18、20)が相対的な回転中に互いに対して締め付けられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転工具。 請求項7 前記外側支持面(28)が、前記相対的な回転中に互いを圧迫することを特徴とする、請求項6に記載の回転工具。 請求項8 前記隙間が、前記2つの継手要素(18、20)が1°〜5°の範囲内の自由回転角度(α)を有するように選択されることを特徴とする、請求項6または7に記載の回転工具。 請求項9 前記ドライバピン(18)が少なくとも1つのボア(22、24)を有し、前記ボア(22、24)が前記受入ポケット(20)のボア(22’、24’)と対応整列することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の回転工具。 請求項10 前記少なくとも1つのボア(24)が、締付ねじ(16)を受け入れるように設けられ、前記ボア(24)が、前記締付ねじ(16)が締められた時に前記2つの継手要素(18、20)が互いに締め付けられるように、周方向に見ると、前記中心軸(8)に対して平行な線に対し斜めに向けられることを特徴とする、請求項9に記載の回転工具。 請求項11 前記受入ポケット(20)と前記ドライバピン(18)との間に補償要素(32)が配置され、前記補償要素(32)が、前記ドライバピン(18)および前記受入ポケット(20)を平面状に圧迫し、前記補償要素(32)がその長手方向軸を中心に回転可能であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の回転工具。 請求項12 前記補償要素(32)が円形切片状の断面領域を有することを特徴とする、請求項11に記載の回転工具。 請求項13 前記補償要素(32)が締結シャンク(34)を有し、前記締結シャンク(34)により、前記補償要素(32)が前記受入ポケット(20)のシャンクレセプタクル(36)内に挿入されることを特徴とする、請求項11または12に記載の回転工具。 請求項14 前記補償要素(32)と前記継手要素(18、20)の少なくとも一方が、硬度の異なる材料からなることを特徴とする、請求項11〜13のいずれか一項に記載の回転工具。 請求項15 前記中心軸(8)に対して横方向に作動させることができる締結装置(38、42;48、52)が設けられ、前記締結装置(38、42;48、52)を介して、前記ドライバピン(18)を前記受入ポケット(20)と合わせて締め付けることができることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の回転工具。 請求項16 長手方向に延在する締付ピン(48)が前記ドライバピン(18)に配置され、前記締付ピン(48)が、前記受入ポケット(20)のピンレセプタクル内に押し込まれ、前記ドライバピン(18)を前記受入ポケット(20)と合わせて締め付けるために前記締付ピン(48)に対して作用する締付要素(52)が設けられることを特徴とする、請求項15に記載の回転工具。 請求項17 前記締付装置が、前記継手要素(18)の一方に調節可能に取り付けられる要素(38)であって、前記締付のために前記継手要素(18)の一方の端面のうちの一つが前記継手要素(20)の他方に対して支持される要素(38)を有することを特徴とする、請求項15または16に記載の回転工具。 請求項18 特に請求項1に記載の少なくとも1つの穴あけ器本体(6)と前記穴あけ器本体(6)に結合することができる穴あけ器ヘッド(4)とから構成される、複数部品からなる穴あけ工具であって、前記穴あけ器本体(6)と前記穴あけ器ヘッド(4)との間に支持要素(75)が配置されることを特徴とする、穴あけ工具。 請求項19 前記支持要素(75)が、穴あけ器本体(6)および穴あけ器ヘッド(4)の、継手領域において互いに割り当てられた、端面に対して面平行なディスクを備えることを特徴とする、請求項18に記載の穴あけ工具。 請求項20 摺動部分を形成するために、前記支持要素(75)が、前記穴あけ器本体(6)および前記穴あけ器ヘッド(4)の側面を越えて突出する環状領域(78)を有することを特徴とする、請求項18または19に記載の穴あけ工具。 請求項21 前記支持要素(75)上のリング状一体形成部分(79)は、前記継手領域における前記穴あけ器本体(6)または前記穴あけ器ヘッド(4)の前記側面の一方、あるいは前記穴あけ器本体(6)または前記穴あけ器ヘッド(4)の前記側面の両方に部分的に重なることを特徴とする、請求項20に記載の穴あけ工具。 請求項22 前記ディスクおよび前記一体形成部分(79)が、各々、前記継手領域において前記穴あけ器本体(6)および前記穴あけ器ヘッド(4)の端部のための受入ボウルを形成することを特徴とする、請求項21に記載の穴あけ工具。 請求項23 前記穴あけ器本体(6)および前記穴あけ器ヘッド(4)に形成された溝(15)に対応する凹部(77)が形成されることを特徴とする、請求項18〜22のいずれか一項に記載の穴あけ工具。 請求項24 ボア壁において前記穴あけ工具を案内するために、前記リング状一体形成部分(79)の外周面上に案内要素(81)が形成されることを特徴とする、請求項20〜23のいずれか一項に記載の穴あけ工具。 請求項25 前記支持要素(75)が少なくとも部分的にコーティングされることを特徴とする、請求項20〜24のいずれか一項に記載の穴あけ工具。 請求項26 特に、前記リング状一体形成部分(79)の前記外周面上に摩耗抑制コーティングされることを特徴とする、請求項25に記載の穴あけ工具。 請求項27 前記環状一体形成部分(79)の前記外周面上に摩耗抑制要素が形成されることを特徴とする、請求項20〜26のいずれか一項に記載の穴あけ工具。 請求項28 前記リング状一体形成部分(79)が曲げばねとして構成されることを特徴とする、請求項20〜27のいずれか一項に記載の穴あけ工具。
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